■ 問題
あるコンビニで1つ450円の有機ミルクチョコレートを3個買いました。イートイン(税率10%)で食べると想定したときに、消費税を表示してみましょう。
上記の問題に対して、以下の条件を追加します。
- 条件①: System.out.println();を使用する。
- 条件②:「購入したチョコレートの消費税は???円です。」と表示する。
- 条件③:???に計算した結果を表示させる。
■ 出力結果
出力結果は下記です。以下の結果と同じ結果となるコードを書いてみましょう。
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購入したチョコレートの消費税は135.0円です。 |
今回の問題は、以下のサンプルコードの要素を含んでいます。忘れていたら、以下の記事もあわせて確認してみましょう。
→ 文字を表示するには?
→ 四則演算を行うには?
→ 少数を計算するには?
以降の内容は、解答例を記載しておりますので、スクロールに注意しましょう。
■ 問題の解答
問題への解答例は、下記です。
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//計算した消費税を表示する System.out.println("購入したチョコレートの消費税は"+((450*3)*0.1)+"円です。"); |
■ サンプルコード全文
サンプルコード全文は以下です。
■ サンプルコードの説明
今回は、これまでのいくつかの要素を使用した練習問題です。解答は、以下の1行のコードで出力できますが、いかがでしたでしょうか。
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//計算した消費税を表示する System.out.println("購入したチョコレートの消費税は"+((450*3)*0.1)+"円です。"); |
非常に短い問題ですが、順を追って説明していきます。
まずは文字を表示させること
まずは文字を表示させること。問題文には以下のような条件が記載してありました。コードを書くときの一つの流れとして、ひとつひとつの条件をコードで書いていくと非常にシンプルになるのでおすすめです。
- 条件①: System.out.println();を使用する。
まずは、条件①に従って、「System.out.println();」を記載します。
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System.out.println(); |
- 条件②:「購入したチョコレートの消費税は???円です。」と表示する。
「購入したチョコレートの消費税は???円です。」と表示させるために、以下のコードに修正します。
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System.out.println("購入したチョコレートの消費税は???円です。"); |
四則演算を行う
ここで、条件③を見ると、結果を表示させる内容になっています。???の部分に計算が入るんだなと軽く考えておきます。そして、問題文を確認します。
- 条件③:???に計算した結果を表示させる。
問題文を確認すると、以下の記載がありました。
1つ450円の有機ミルクチョコレートを3個
ここで、四則演算の記事で行ったのと同様に以下の計算式を記載します。掛け算は「*」(アスタリスク)を使用する点に注意しましょう。
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450*3 |
さらに問題文を読み進めると、消費税について触れています。早くも昔話になりそうですが、コンビニ内でイートインを利用する際は、税率10%でしたね。
イートイン(税率10%)で食べると想定したとき
税率を含めて計算式を修正すると以下のようになります。()の記載は、算数や数学と同様ですね。
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(450*3)*0.1 |
さて、それではひとつにまとめてみましょう。???の箇所は、一旦()を記載し、計算結果を入れることを確認しましょう。ちなみに、以下のコードのままではエラーになります。
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System.out.println("購入したチョコレートの消費税は"+(ここに計算結果)+"円です。"); |
さきほど作成した計算式を入れます。これで、完成です。
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System.out.println("購入したチョコレートの消費税は"+((450*3)*0.1)+"円です。"); |
ちなみに、「”」(ダブルクォーテーション)で囲まれた文字の並びは、文字列と表現します。一方で、作成した計算式は、数値として扱います。しかし、文字列と数値を「+」(プラス)の記号で繋げる(※)と、すべて文字列として認識することはしっかりおさえておきましょう。
※「文字列の連結」などと表現します。
少しずつ使い慣れていく
計算そのものは単純な算数です。慣れてくると、手で計算するときと同じような感覚で、計算式が書けるかと思います。まだまだ、簡単な内容ですが、少しずつ使い慣れていければ良いのではないでしょうか。
■参考
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