はじめに

複数の回にわたり、超入門者向けのプログラミング記事を書いていこうと思います。

一般的な専門書では、いきなり「オブジェクト」やら「クラス」などの言葉が使われていて、初心者に優しくありません。というより、予め他の勉強を済ませていて、2つ目、3つ目のプログラミング言語を学ぶ人向けに作られているような気がします。

専門的な理解より、動かすことから

もちろん、複雑なプログラミングを行う上では、上記のような専門用語の理解は、プログラミングスキルの習得の早道となります。しかし、そもそもプログラムを動かしたことのない人にとっては、「見たこともないのに、どうやって理解すればええねん!」とちゃぶ台を叩きたくなることでしょう。

本記事でも、最低限必要な用語の解説は行いますが、中心となる目的は、プログラムの動作です。作ることの楽しさと、プログラミングすることの喜びが得られれば、より理想的かな、と思っています。そのため、こんな捉え方で良いんだ、とポテトチップスでも食べながらお読みになって頂けると幸いです。

なるべくシンプルな構成に

記事は、サンプルコードの説明と出力結果というシンプルな構成で進めようと思います。まずは最低限のプログラムを動かしてみて、作ることの楽しさから体験できるとよいのではないでしょうか。記事の対象者は下記です。とにかく「超入門者」が対象です。

  • プログラミング自体が初めてである
  • プログラミング言語を勉強したことがない
  • なにか漠然とプログラムを作ってみたい
  • 細かな理論は後で良い!とりあえず動くものを作りたい!
  • 面倒な計算などを自動化したい!!

■目次

ステップ0 「表示と計算」

ステップ1 「変数を使ってみる」

ステップ2「処理の流れ」

  • 【練習】条件分岐をする
  • 【練習】複数の条件で分岐をする
  • 【問題】”偶数”と”奇数”を判断する
  • 【練習】繰り返し処理を行う
  • 【練習】カウントダウンしてみる
  • 【問題】3回ほど”おはよう”と言ってみる

ステップ3 「乱数と待機と日付」

  • 【練習】乱数を使ってみる
  • 【問題】”サイコロプログラム”を作ってみる
  • 【練習】待機処理を行う
  • 【練習】日付を表示する
  • 【問題】”サイコロ占い”を作ってみる

ステップ4「入出力」

  • 【練習】入力をしてみる
  • 【練習】連続して入力してみる
  • 【問題】”おはよう”と返事するまで”おはようプログラム”

ステップ5 「ひとつのプログラム作り」

  • 【問題】”じゃんけんプログラム”を作ってみる