【超入門】【Java】「文字を表示する」【サンプルコード】


■ 今回取り扱うコード

今回は、以下のコードを取り扱います。
ご自身が用意した環境に、以下のコードをコピーするだけで実行することができます。

■ サンプルコード全文

サンプルコードの全文は以下です。

■ 出力結果

今回のプログラムを実行した際の出力結果は、下記です。

■ サンプルコードの説明

Hello World

プログラミングの書籍を見ていると、どのプログラミング言語でも、最初は「Hello World」を表示させてみる、というサンプルコードを目にするのではないでしょうか。

プログラミングの基本は、なにか文字を表示させること、から始まります。今の段階では深く考えず、とりあえずサンプルコードを実行し、気楽に文字を表示することから確認していきましょう。

メソッドとは?

とはいえ、一部の用語の理解は、イメージするために重要なものもありますので、簡単に解説しておきます。

プログラミングを行っていくにあたり、いくつかの用語が使われています。特に、「メソッド」や「関数」という言葉(※)は、目にしたことがある人もおられるのではないでしょうか。今回も、文字を表示するには、printlnと呼ばれる「メソッド」を使用します。

※「メソッド」と「関数」は、正確には異なる意味の用語です。気になる方は、別途、参考書・専門書等をご覧ください。

「メソッド」とは、ある一連の機能を持った命令文のようなものとして捉えてください。プログラミングでは、このような一連の機能を持った命令文に対して、情報を与え、自身が必要としている情報を結果として得ます。

メソッドや関数のイメージ

上図のように、入力(インプット)を与え、何かしら処理をし、その結果を出力(アウトプット)するイメージです。

ある意味、真ん中に位置する何かしらの処理は、中で何が行われているかは理解する必要はなく、自分がほしい情報を得るために、必要な情報を与えてあげるだけで成立します。

文字を表示するメソッド

特に今回使用しているprintlnというメソッドは、与えた文字を表示してくれる役割があります。その役割を利用して、与えた文字を画面に表示してみましょう。

まずはサンプルコードを、そのまま打ち込んで実行してみてください。今回、実行を確認するコードは下記の部分のコードです。

いかがですか。文字が表示されましたか?

今回実行したコードについて

上記のプログラムについて説明します。まずは、System.out.println();という記載です。さきほどメソッドと表現したprintlnもこの記載を指しています。

println();の記載がありますが、この「()」(かっこ)の中に文字を与えてあげることで文字の表示を実現しています。具体的には、「””」(ダブルクォーテーション)で囲んだ下記の文字のことを指します。この中の文字を変えることで、好きな文字を表示することもできます。いろいろな文字を入力して、表示が変わることを確認するとよいでしょう。

「””」(ダブルクォーテーション)のうち片方の「”」がなかったり、文字が「”」の外にはみ出してしまうとプログラムは正確に動作しないので注意しましょう。

①2つ目の「””(ダブルクォーテーション)のうち片方の「”」がない
②文字「!!」が「”」の外にはみ出している

記載するときの注意点

System.out.println();を使用することで、文字を表示することができました。さきほどから、printlnというメソッドは…というように、「System.out.」の部分をあえて表現しませんでしたが、この箇所の文字は厳密にはメソッドではありません。しかし、今は深く考えず、printlnを使用する際は、「System.out.」の箇所も記載するようにしましょう。

また、記載するときはSystemの最初の「S」は大文字であることに注意してください。そして、コードの最後には「;」(セミコロン)を記載することも忘れないようにしましょう。これは、Javaでプログラミングを行う際のルールです。

■ 参考

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